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黒き艦娘、闇艦娘との闘いの火蓋が切って落とされる!
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 会場にいる男性達は、まるで獣のような声で吠え上げた。
 遂にご開帳! ……と思われた。しかし皆が見たものは、男性達が期待していたものとは違っていた。
 大股に開かれている下腹部には、真っ黒いハートの極小シールが貼られていた。

「キャハハハハハハハッ! 男の子達ったら、ガン見しすぎィ~! そんな穴があいちゃいそうなくらいに見つめちゃってぇ、なっさけな~い、お・と・こ・の・子ッてェ~。キャハハハハハハハッ!」

“ぐぬるりゅおおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおッッッ!!!”

 会場にいる男性達は、もはや奇声としか思えないような奇妙な声で、思いきり吠え上げた。
 その声は、ひどく残念に思う声と、むしろ嬉しさと喜びに満ちた声と、やり場のない気持ちでいっぱいな声と、様々な声が入り混じっている。

「さてとぉ、サービスタイムは終わりよン。下等生物代表の人間ちゃんなんかに、いつまでもデヴィリンスちゃんの素敵すぎるバディを、見せてなんてあげないんだからネッ!」

 次の瞬間、キン肉マンデヴィリンスがまとっているビキニは、元の大きさに戻ってしまった。
 会場にいる男性達は平気そうな顔をしているが、内心は穏やかではなかった。やり場のない気持ちに心が焼かれてしまい、ぐわんぐわんと頭の中が揺れまくっている。

「んふふふふふ~んッ、人間って本当に、欲望に忠実で可愛いわン~。デヴィリンスちゃんは人類滅亡を企む悪い子ちゃんなのに、男の子達ったら目でデヴィリンスちゃんを犯しまくりよォ~。本当にもう、人間って素敵ィ! 人間って、もっともらしい綺麗ごとを言うわりには、自分の欲望に忠実で、自分の保身が大事で、結局は自分中心なのよねン。他人を守ってあげるなんて言ってるお人良しちゃんだって、限界の限界まで追い詰めれば、他人を投げ出して逃げてっちゃうもの。他人を守ろうとする人間なんて、この世には皆無に近いわよン。言ってることと、やってることがメチャクチャ。そんな人間が、デヴィリンスちゃんは大好きなのよン~」

“ごおおおぉぉぉおおおぉぉぉッ”

 突然、キン肉マンルージュがまとっていたマッスルアフェクションが炎のように燃え上がった。そして炎の塊と化したキン肉マンルージュは、嘲笑しているキン肉マンデヴィリンスに突っ込んだ。そして、渾身の右ストレートをキン肉マンデヴィリンスに打ち込む。

“バシィィイイイィィィンッ”

 とっさのことであったにもかかわらず、キン肉マンデヴィリンスはキン肉マンルージュの右拳を掴み、右ストレートを受けきった。

「キャハハハハハハハッ! ナニ何ィ? 怒ったァ? 怒っちゃのン? もしかしてルージュちゃんってば、エッチなのはお嫌いィ? どうしようもなくおこちゃまなルージュちゃんには、刺激がちょぉっと強すぎちゃったァ? それともデヴィリンスちゃんが男の子ちゃんどもを容赦なくチャーム漬けにしてエロエロのメロメロにしちゃったのが、超々くやしかったのン? そうよねぇ、絶望的にスレンダーで貧相女の子ちゃんなルージュちゃんにしてみれば、素敵すぎバディなデヴィリンスちゃんに嫉妬ゴウゴウのメラメラよねぇ。キャハハハハハハハッ!」

 キン肉マンルージュはぎりぎりと歯をならしながら、右拳に力を込める。

「違うよ……わたしが怒ってるのは、そんなことじゃないよ……」

 右拳を掴んでいるキン肉マンデヴィリンスの手がぷるぷると震える。しかしキン肉マンデヴィリンスは笑んだまま、余裕そうにキン肉マンルージュを見つめている。

「今、あんた、人間を馬鹿にしたでしょう? 確かに、あんたの言うとおりかもしれない。でも……人間の悪口言うな! そんなの皆だってわかってるよ。だからって、いちいち口にする必要なんてないよ! あんた、超人は人間より格上だって思ってるでしょ? 確かに超人は人間より優れているところが多いけど……だからって、人間を馬鹿にするな! そういうの、わたし、大っっっ嫌いぃぃぃぃぃッ!!」

“ぎびゅごおおおぉぉぉおおおぉぉぉッ”

 キン肉マンルージュを包んでいる炎のマッスルアフェクションが、いっそう勢いを増して燃え上がる。そしてキン肉マンルージュの右拳を掴んでいるキン肉マンデヴィリンスは、腕をマッスルアフェクションに燃やされてしまう。
 キン肉マンデヴィリンスは投げ捨てるようにキン肉マンルージュの右拳を離した。しかしキン肉マンデヴィリンスの腕はごうごうと燃え続け、皮膚が焼け焦げていく。
 キン肉マンデヴィリンスは燃えている腕からデヴィルディスペアを発生させ、マッスルアフェクションを打ち消した。

「キャハハハハハハハッ! ひっどおぉぉいィ! 見て見てルージュちゃん、デヴィリンスちゃんの腕ェ!」

 キン肉マンデヴィリンスの腕は焼け焦げ、ところどころ皮膚を失って皮下組織が見えてしまっている。

「んふふふふふ~んッ、デヴィリンスちゃんの悪魔的に美しい素肌を、こおぉぉんなにしちゃってェ! ……ちょぉぉぉっと、ムカついちゃったなァ」

 突然、キン肉マンデヴィリンスがまとっている面積が少ないビキニが、もの凄い速さで広がり始めた。ビキニはキン肉マンデヴィリンスの身体を包み隠し、全身を真っ黒い革で覆い尽くした。
 妖しいほどに艶めいた光沢をもった革は、キン肉マンデヴィリンスをひどくサディスティックなボンテージ姿に変えた。
 顔に巻かれた包帯から見えている目は、血よりも深くて濃い赤色に変色し、眼球全体が不気味に発光している。

「キャハハハハハハハッ! いい気になるなよ、小娘がァ! おまえらみたいな汚ならしいクソ下等生物が、超絶高貴なデヴィリンスちゃんの素肌を傷つけるなんて、万死を超えて兆死に値するわァ!」

 キン肉マンデヴィリンスはキン肉マンルージュに向けて手を伸ばす。そして手には大量のデヴィルディスペアが集まり、濃縮された塊となっていく。

「おまえこそ悪魔なめんなよ、この最下層クズ超人がァ!」

 濃縮されたデヴィルディスペアの塊はひどい速さで打ち出され、キン肉マンルージュにぶち当たる。

「きゃあああぁぁぁッ!」

 リング中央付近にいたキン肉マンルージュは、ぶち当てられた衝撃で吹き飛ばされてしまう。そしてコーナーポストに全身を打ちつけてしまう。
 デヴィルディスペアの塊はキン肉マンルージュの全身を覆い、マッスルアフェクションを消失させた。
 キン肉マンルージュは火事場のクソ力パーフェクションを強制解除させられ、元のノーマルなキン肉マンルージュの姿に戻されてしまう。

“しゅるるるるるぅ”

 キン肉マンデヴィリンスを覆っていた革が縮みだし、元の小さなビキニに戻った。そして先程までの小悪魔なキン肉マンデヴィリンスに戻った。

「んふふふふふ~んッ、いい気になっちゃったルージュちゃんに、ちょっぴりだけお仕置きよン」

 キン肉マンデヴィリンスはにこにこと、やわらかく笑んでいる。
 そしてキン肉マンデヴィリンスの顔に巻かれている包帯が伸び、ぼろぼろになっている腕に巻きついた。

「はいは~い、ルージュちゃ~ん、こっちに注~目~ッ!」

 注目しろと言われても、キン肉マンルージュは身体を動かせなかった。思った以上にダメージが深く、金縛りにあったように身体が動かない。
 キン肉マンルージュはコーナーポストに寄り掛かりながら、目だけを動かしてキン肉マンデヴィリンスを見つめた。

「この焼け焦げた焼き魚みたいになちゃったデヴィリンスちゃんの腕が………………はいッ! 元通りで~~~すッ!」

 腕に巻かれた包帯をほどき取ると、焼け焦げた肌が元の美しい肌に戻っていた。

「んふふふふふ~んッ、どうどうゥ? すごいでしょうゥ? すっごいよねェ? 元の激烈美しいお肌に戻ったわよン~」

 キン肉マンデヴィリンスはふよふよと浮かびながら、コーナーポストに寄り掛かっているキン肉マンルージュに近寄る。そして元に戻った腕をドヤ顔しながら見せつける。

「この包帯ってね、傷を一瞬で消しちゃうんだよォ! でもね、ダメージは消せないんだァ。だ・か・ら~、まだジンジンジンジン痛いのよん、この腕ェ~」

 そう言って、キン肉マンデヴィリンスはお尻の悪魔尻尾を引き伸ばし、ハート型の先っぽでキン肉マンルージュの頬を打ち叩いた。

「痛いィ? でも、そんなものじゃないのよォ、デヴィリンスちゃんの痛みはァ!」

 キン肉マンデヴィリンスはこれでもかと言わんばかりに、キン肉マンルージュの頬を叩き打つ。
 びしぃ、ばしぃ、と痛々しい打撃音が会場中に響く。

「ほらほらほらァ! こんなものじゃないのよォ! デヴィリンスちゃんはもっともっと痛いのよン! ほらほらぁッ! ほらほらほらぁぁぁんッ!」

 まるで鞭打ちの刑罰を受けている受刑者のように、キン肉マンルージュは頬を打たれ続ける。
 キン肉マンルージュの頬は打たすぎて真っ赤になり、擦れたような血の跡が滲んでいる。
 頬を打っているキン肉マンデヴィリンスは、はぁはぁと息を荒げ、うっとりと恍惚の表情を浮かべながら、夢中になって尻尾を振るっている。

「キャハハハハハハハッ! ルージュちゃん、気持ちいいィ? 痛いけど、本当は気持ちいいんでしょォ? デヴィリンスちゃんはねぇ、超絶気持ちいいッ! 気持ちいいのぉんッ! たまんなぁいッ! すっごく素敵で、刺激的で、一方的で、本当にたまらなぁいッ! 悪魔にこんなことさせちゃうなんて、ルージュちゃんったら、激烈ドすけべなド変態ちゃん? キャハハハハハハハッ! もう素敵すぎて大好きよ、ルージュちゃんッ! 大好きすぎて、超絶みじめに、無様に、下劣に殺してあげたいわああぁぁああぁぁんッ!!」


(つづく)

目次はコチラ

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