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黒き艦娘、闇艦娘との闘いの火蓋が切って落とされる!
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「ッ! プペェッ!」

 真・悪魔将軍プペはピンク色の光に目を眩ませ、苦しそうに手を振り回した。そしてキン肉マンルージュは、真・悪魔将軍プペに投げ捨てられる。
 宙に放られたキン肉マンルージュは、全身がピンク色の光に包まれる。そして光の塊となったキン肉マンルージュは、リング上に着地した。

「ばかな……いったい、何が起こったというのだ?」

 現状が把握出来ないでいる真・悪魔将軍プペは、その場で立ち尽くしている。
 そんな呆然としている真・悪魔将軍プペに向かって、ピンク色の光の塊が突進する。

“ずどぉむぅ!”

 光の塊は真・悪魔将軍プペのみぞおちを打ち抜いた。
 打たれた真・悪魔将軍プペはコーナーポストにまで吹き飛ばされ、そのまま激突してしまう。

「48の殺人技のひとつ、マッスルヒップスーパーボム!」

 光の塊がそう言うと、ぱぁんと光が弾け飛んだ。そして光の中から、お尻を突き出しながら可愛らしいポーズをとっている、気力に満ち溢れたキン肉マンルージュが現れた。

「へのつっぱりはご遠慮願いマッスル! マッスル守護天使、キン肉マンルージュ!」

 決めポーズをとり、そして輝かんばかりの笑顔を真・悪魔将軍プペに向けるキン肉マンルージュは、元の真っ白い肌色に戻っていた。

「ばかな! なぜなのだ?! なぜ破滅の九所封じが効かない!? ……そんなはずはない! 破滅の九所封じが破られるなど、絶対にありえぬのだ!」

 取り乱す真・悪魔将軍プペにキン肉マンルージュはフフンと鼻をならし、ドヤ顔を向ける。

「それはわたしが無敵の守護天使、キン肉マンルージュだからだよ!」

 強く言い切ったキン肉マンルージュを見つめながら、マリは静かに口を開く。

「悪魔将軍が使う技と言えば? と、質問をしたら、ほとんどの人が……いえ、全員が全員、地獄の断頭台と答えるでしょう。それほどまでに、悪魔将軍という超人には、地獄の断頭台のイメージがついているのよ」

「……何が言いたいのだ、二階堂マリよ」

「キン肉マンルージュも同じだったのよ。悪魔将軍といえば地獄の断頭台。そういうイメージが頭の中に強くあった。だからキン肉マンルージュは常に意識していたの、“首”を」

 真・悪魔将軍プペはハッとする。そして苦々しく顔を歪める。

「……そういうことか……地獄の断頭台は首に一極集中してダメージを与える技……その首を意識するあまり、ションベンガキは無意識のうちに、首にマッスルアフェクションをまとわせていたのだな……デヴィルディスペアを使う余だからわかる……特に守りたい箇所、強く意識している箇所には、無意識のうちにデヴィルディスペア……こやつの場合はマッスルアフェクションを、その箇所にまとわせるのだ。オートプロテクション、自動防御システム、防衛本能とでも言えばよいか……つまりこやつは、余と戦う前から、無意識ながらも首を守っていたと……そういうことなのか?」

 ミーノは興奮した様子で、ふたりの会話に割って入る。

「つまり! キン肉マンルージュ様は相手が悪魔将軍だと知った時点で、首を防御したいたのですぅ! 戦う前から、断頭台という技に対して、対策済みだったのですぅ! だから破滅の断頭台を2度も喰らってしまったですが、結果として無効化することが出来たと……すごい! すごいすごいすごぉい! すごすぎなのですぅ! 破滅の断頭台は戦う前から、既に破られていたのですぅ!」

 興奮してぴょんぴょんと跳ね回り、はしゃぎまくるミーノ。
 マリとミーノの説明を聞いて、更に痛烈なドヤ顔を向けるキン肉マンルージュ。

「いいキになるなよ、クソオンナどもがーーーーッ!!」

 真・悪魔将軍プペの胸にあるノワールプペの顔が、怒りに狂った目でキン肉マンルージュを睨みつける。

「ハメツのキューショフージがやぶられたからって、てめーが、かったわけじゃねーんだよ! それにおまえだって、まだ2かしょ、ふうじれてねーじゃんよ! どーすんだ? ああん! どーすんだよ! あるのか、てめーに、このオレサマをふうじるワザが! ねーんだろ? プペプペプペプペプペッ! だったら、いっしょじゃねーか! オレサマとおんなじだ! キサマのフメツのキューショフージだって、カンセイしないまま、シッパイにおわるんだよ!」

 キン肉マンルージュは言葉を失った。ぐうの音も出ない。図星であった。
 残りの2ヶ所、頭頂部と思考力を封じることができるような強力な技を、キン肉マンルージュは知らない。

「プペプペプペプペプペッ! もうキューショフージとか、どーでもいいや! キサマのようなションベンガキチョージンは、めっためたの、ジャッキジャキに、きりきざんでやんよ!」

 真・悪魔将軍プペは両手から剣を出現させた。そして全身をダイヤモンドに変化させる。

「あれは! 真・悪魔将軍プペは地獄のメリーゴーラウンドを放つつもりなのですぅ!」

 叫び上げるミーノに、真・悪魔将軍プペは嫌味たっぷりな笑いを返す。

「プペプペプペプペプペッ! バーカ! これはジゴクのメリーゴーラウンドなんかじゃねーよ!」

 そう言うと真・悪魔将軍プペの指が、ダイヤモンドの剣に変化する。そして剣はデヴィルディスペアに覆われて、ギラギラと真っ黒い光を放っている。
 10本の指すべてを剣に変化させた真・悪魔将軍プペは、ゲラゲラと笑い上げながら、指を揺らしてガシャンカシャンと剣を鳴らす。

「プペプペプペプペプペッ! ハメツのメリーゴーラウンド!」

 真・悪魔将軍プペは高速回転しながら、キン肉マンルージュに向かって突進する。

「48の殺人技のひとつ、マッスルトルナード!」

 キン肉マンルージュは身体を高速回転させながら、真・悪魔将軍プペに突っ込んでいく。

“どぉごぉおおぉぉぉん”

 両者がぶつかり合う肉音が、周囲に響き渡る。

「プ……プペェ……」

 そして真・悪魔将軍プペから苦しい呻き声が漏れ出る。
 キン肉マンルージュの頭が真・悪魔将軍プペの胸にあるノワールプペの顔に、深々と突き刺さっている。

「真・アクペちゃん。破滅のメリーゴーラウンドって、実は身体の中心……つまり頭と胸とお腹がノーガードなんだよね。だから真・アクペちゃんの真ん中を狙って、突進したんだよ。そしたら大当たり! お顔にヒットだよ!」

 真・悪魔将軍プペはキン肉マンルージュの声が聞こえているのかいないのか、ふらふら、よたよたしながら、リング上をさ迷い歩く。

「プペェ……な、なんてことしやがんだよぉ……いたい……いたい、いたいよぉ……マッスルアフェクションたっぷりのイシアタマでなぐりやがって……ひでぇよ……こいつ、アクマだよ!」

 キン肉マンルージュはよたよたと歩いている真・悪魔将軍プペの正面に立ち、真・悪魔将軍プペの股に頭を突っ込む。
 そして身体を起こしながら真・悪魔将軍プペを持ち上げ、そのまま真上にジャンプする。

「プペェ! な、なにするんだよぉ! なにしやがんだ!」

「うーん……やっぱり脳天を破壊する技って、これしか思いつかないんだよね……」

 キン肉マンルージュはジャンプの頂点に達すると、抱えていた真・悪魔将軍プペを下方に向けて両足を掴んだ。そして真・悪魔将軍プペの両腕を踏みつけにし、キン肉マンルージュと真・悪魔将軍プペはリングに向かって落下する。

「プペプペプペプペプペッ! なにかとおもえば、キンニクドライバーかよ! だーかーらーさあー、このワザじゃムリだっつの! イミねー! ちょーダセー!」

 キン肉マンルージュはキン肉ドライバーを掛けたまま、考え込んでいた。

『うーん……このまま回転して、キン肉トルナードドライバー! ……違うなあ……じゃあ、顎で金的をアタックして、キン肉ゴールデンクラッシャー! ……ダメだよねえ……どうしよう、いいのが思いつかないよお……』

「プペプペプペプペプペッ! キンニクドライバーもキンニクバスターも、つかいふるされたジダイオクれなワザなんだよ! もうとっくに、ヒッサツワザなんてよべるシロモノじゃねーんだよ!」

『キン肉ドライバーとキン肉バスター……確かにどちらも研究しつくされた必殺技だけど……あッ! でも、だからこそだよ! そうだ、その手があったよ!』


(つづく)

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