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黒き艦娘、闇艦娘との闘いの火蓋が切って落とされる!
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“おおおっとぉぉぉ! キン肉マンルージュ選手! またも飛び上がったあ! 今度は一体、何をするのでしょうかあ!?”

 キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペの身体を下方に向け、両足首を掴んだ。そして真・悪魔将軍プペの両腕に、自らの両足を乗せる。
 これでキン肉ドライバーの完成である。しかしキン肉マンルージュは更に真・悪魔将軍プペの両腕を自らのふくらはぎで挟み込み、がっちりとホールドした。そして自らの身体を後ろに反らし、同時に腰を後ろに向かって曲げ、真・悪魔将軍プペの胸を反らさせた。更にお尻をアシュラマン・ザ・屍豪鬼の頭に乗せ、顎が激突するように顔を上げさせる。

“こ、これはぁ! 先の試合で見せました、キン肉マンルージュ選手オリジナルのファイバリッドホールド! キン肉ルージュドライバーだあ!”

“ごずどごずごごぉぉぉおおおん!”

 先程のキン肉バスター以上に、リングが、ぐわりと、大きくたわんだ。
 そして真・悪魔将軍プペの身体は、まるで名古屋城のしゃちほこのように、海老反りになって突き刺さった。
 キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペから離れ、そのまま飛び上がり、自陣のコーナーポストの前で着地した。

“うおおおおおッ! す、すんげえ! キン肉バスターとキン肉ルージュドライバーの2連撃! やばすぎるでしょう、これは!”

“フェイバリッドホールドの連続技! ひとたまりもないよ、これは!”

 観客達は興奮しながら、沸きに沸いた。
 先程まで一方的にやられていたキン肉マンルージュの、見事すぎる復活劇。そして大技の連続アタック。
 観客達は胸を熱くして、キン肉マンルージュに声援をおくる。

「プペプペプペプペプペッ! いい気になるなよ、ションベンガキ超人めが! たかだか正義超人なんぞが放った、ただの連続攻撃ではないか! ノーダメージとまではいかないまでも、余にはこんなもの、全く効かぬわ! 効かぬといったら効かぬわ!」

 真・悪魔将軍プペは全身を揺らし、起き上がろうとする。しかし真・悪魔将軍プペの身体はかすかに揺れるだけで、しゃちほこの格好のまま動かなかった。

「プペェ! な、なんだこれは?! ……う、動かぬ……動かぬぞ!」

 真・悪魔将軍プペはむきになって身体を揺するが、しゃちほこの格好から動くことができない。

「またまたまた、ざーんねーんでーした、だよ! 真・アクペちゃんは、絶対に動けないよ!」

「な、なんだと?! どういうことだ!?」

 キン肉マンルージュは薄い胸を張りながら、腰に手を当てて説明をする。

「キン肉バスターは別名、五所蹂躙絡み。つまり5ヶ所の急所を封じることができるんだよ。それでもって、キン肉ルージュドライバーは4ヶ所が封じれるの。だからね、計9ヶ所を封じたんだもん、動けるはずがないよ」

「封じた? だと……9ヶ所を封じた、だと……それでは、貴様……余に九所封じを仕掛けたと、そう言いたいのか?」

 キン肉マンルージュは薄い胸を更に反らせながら、フンと鼻息を吹き出して答える。

「そうだよ! これが正義版九所封じ、不滅の九所封じだよ!」

 真・悪魔将軍プペは動かない身体を揺らしながら、高らかに笑い出した。

「プペプペプペプペプペッ! プペプペプペプペプペッ! なるほど、そうか! 不滅の九所封じときたか! だがな」

 真・悪魔将軍プペは両手をキャンバスにつけて倒立し、勢いをつけてリングに着地する。そして何事もなかったかのように、キン肉マンルージュに立ちはだかる。

「ッ! な、なんで?! どうして動けるの!?」

「プペプペプペプペプペッ! 教えてやろう、なぜ余が動けるのかを!」

 そう言うと、真・悪魔将軍プペは全身から大量のデヴィルディスペアを噴き出させた。真・悪魔将軍プペの全身を覆っているデヴィルディスペアが、ゆらゆらと妖しく揺れている。

「貴様がマッスルアフェクションで肉体を操っているのと同じで、余もデヴィルディスペアで身体を操ることができるのだ。つまり余の身体を封じても、無意味だということだ」

 そして真・悪魔将軍プペは頭のてっぺんを、人差し指でとんとんと叩いてみせる。

「更に、貴様は九所封じに失敗している。正確には、貴様が封じたのは7ヶ所。残りの2ヶ所である余の思考力と、そしてここ、脳天を封じておらぬわ」

「そんな……あと2ヶ所、足りなかったなんて……」

 落胆するキン肉マンルージュを、真・悪魔将軍プペは愉快そうに眺める。

「余は思考力と脳天の2ヶ所、そして貴様は思考力と首の2ヶ所、互いに封じ残しているということだ。どうやらこの試合、残り2ヶ所を先に封じた者が勝者となりそうだな」

 キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペとの距離を長く取り、防御に特化した構えをとる。そして、真・悪魔将軍プペの思考力と脳天を封じる手立てを模索する。

「……真・悪魔将軍プペの脳天を封じる技……キン肉バスターとキン肉ルージュドライバー以外で……キン肉ドライバーは脳天にダメージのある技だけど……でも、きっとダメ……キン肉ドライバーよりも威力と破壊力のある技じゃないと……でもそんな技……思いつかないよ……」

 間合いを取るばかりで、攻撃をしてこないキン肉マンルージュに、真・悪魔将軍プペは高速タックルを仕掛ける。

「どうやら余を封じる技が見つからぬようだな。対して余は、ちゃあんと決まっているぞ。貴様を滅する技を!」

 キン肉マンルージュは高速で間合いを詰めてくる真・悪魔将軍プペを、まるで跳び箱を飛ぶかのように、馬乗りになって飛びまたいだ。

「プペプペプペプペプペッ! 愚か者めが! むしろ隙だらけだわ!」

 真・悪魔将軍プペは飛び越そうとしているキン肉マンルージュの足を掴み、そのまま上へと振り上げた。

“ぶぅぉん”

 うなる様な風鳴りの音がする。
 真・悪魔将軍プペは振り上げたキン肉マンルージュを、今度はキャンバス目掛けて振り下ろす。

“ぼぉぅぉん……ずどがぁッ!”

 キン肉マンルージュはキャンバスに叩きつけられ、身体がバウンドする。そして真・悪魔将軍プペは、宙にいるキン肉マンルージュに掴みかかる。

「破滅の九所封じ、八の封じ、ダブルシェイクハンドブリッジ!」

 真・悪魔将軍プペは、宙でキン肉マンルージュの両の手を掴み上げた。そして自らの腕をクロスさせる。すると真・悪魔将軍プペの動きに合わせるように、キン肉マンルージュは腕をクロスさせられる。
 真・悪魔将軍プペはキン肉マンルージュの両足を踏みつけ、その場から動けなくする。そしてキン肉マンルージュにのしかかるように倒れこみ、キン肉マンルージュの背を強制的に反らせる。
 キン肉マンルージュは真・悪魔将軍プペにブリッジをさせられ、両腕はクロスさせられたまま、両の手を掴まれている。

「あああっとお! これは地獄の九所封じとは違う“握手”だあ! 破滅の九所封じでは片手だけではなく、両手を握手しているう!」

 アナウンサーの言葉を聞いて、真・悪魔将軍プペは笑い上げた。

「プペプペプペプペプペッ! 手は2つあるからなあ。両の手を封じるのは当然だろう?」


(つづく)

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