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黒き艦娘、闇艦娘との闘いの火蓋が切って落とされる!
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「えーッ! ちょっと! そうならそうと、もっと早く言ってよ! 最初っから、マッスルジュエルを変化させて使えばよかったじゃない!」

「えーと、それは無理だったのですぅ。マッスルジュエルの変化は、適合者様の力の大きさに合わせて、変化の度合いが違ってくるのですぅ」

「わたしの力に合わせて……それってつまり、未熟なわたしには、マッスルジュエルを変化させられないってこと?」

「少なくとも、グレート・ザ・屍豪鬼と戦っていたキン肉マンルージュ様には、マッスルジュエルを変化させられなかったのですぅ。でも、今のキン肉マンルージュ様になら、変化させることができる、そう思ったのですぅ」

 悪魔将軍プペは手を銃の形に握り、話し込んでいるキン肉マンルージュに銃口を向ける。

「ずきゅーん!」

 子供が鉄砲の真似をするような声で、悪魔将軍プペが言い放つ。同時に、悪魔将軍プペの指先から、ダイヤモンドの銃弾が発射された。

“ぴしゅん”

 銃弾はキン肉マンルージュの頬の、すぐ横を通り抜けていった。

「プペ? よくよけたな、おまえー。でも、これはよけられるかなー?」

 悪魔将軍プペは身体を揺らして笑い上げ、銃をキン肉マンルージュに向ける。

「ずきゅーん! ずきゅーん! ずきゅーん!」

 悪魔将軍はダイヤモンドマグナムを連発する。目で捉えるのが不可能なほどの速さで、銃弾はキン肉マンルージュに襲い掛かる。

“すすッ”

 キン肉マンルージュは、ほんの少しだけ身体を揺らした。
 そして銃弾は、キン肉マンルージュの身体すれすれのところを通り抜けていく。

「プペプペ? あれー? ……こ、これならどうだー!」

 悪魔将軍プペは少しイラつた様子で、ダイヤモンドマグナム連射する。

「ずきゅーん! ずきゅーん! ずきゅんずきゅんずきゅーん! ずきゅきゅきゅきゅーん!」

 キン肉マンルージュは悪魔将軍プペと正対しながら、悪魔将軍プペを真っ直ぐに見つめている。そして一歩、二歩と、ステップを踏み、ゆらり、ゆらりと、身体を揺する。
 悪魔将軍プペが放った銃弾は、全てキン肉マンルージュの横を通り抜けていく。

「プペーッ! なんだよ、もう! なんで、あたんないんだよー! おまえ、うごくなよー! ちっきしょー! はらたつー!」

 悪魔将軍プペは、ぶんぶんと腕を振りまわしながら、ずだん、どしんと、地団駄を踏む。

「おおおっとお! これはどうしたことかあ! 悪魔将軍プペ選手が放つダイヤモンドの銃弾が、全てかわされてしまったあ! そしてキン肉マンルージュ選手! あれだけの至近距離からの銃撃を、全て紙一重で避けきっているう! すごい! すごい! すごおおおぉぉぉい!」

 マリは静かに口を開く。

「グレート・ザ・屍豪鬼との試合と、同じね」

「はいですぅ。あれはラーメンマン様の体裁きですぅ。相手の技の発動を先読みして、確実に避けてしまう超高等技術ですぅ。ですので、いくら超高速で攻撃されても、全て避けることができるのですぅ」

 そうとは知らずに、悪魔将軍プペはダイヤモンドの銃弾を撃ち続ける。

「ずきゅーん! ずきゅきゅーん! ずきゅきゅきゅずきゅずきゅずっきゅきゅきゅーーーんッ!」

 しかしキン肉マンルージュは、最小限の動きで全ての銃撃を避けてしまう。

「プペペーッ! んもう! あたるキがしないー! ぜーんぜんしなーい! ちきしょー! もういい! もういいもーんだ!」

 悪魔将軍プペはぷりぷりと怒りながら、キン肉マンルージュを指差す。

「もうおこった! これなら、どーだあ!」

 悪魔将軍プペは全身に力を込めて、思いきり踏ん張る。すると、悪魔将軍プペの身体はギラギラと輝きだし、だらだらと汗をかき始めた。

「たくさん、たーくさん、ダイヤモンドをつくっちゃうもんねーだ!」

 ギラついた輝きを放つダイヤモンドの汗は、悪魔将軍プペの身体上を移動し、両腕に集まっていく。

「プペプペプペプペプペッ! これだけあれば、ぜーったいに、よけられないよーだ!」

 悪魔将軍プペは両手を握り合わせ、両腕を伸ばす。そして握った手を、キン肉マンルージュに向ける。

“ぞっくううぅッ”

 キン肉マンルージュとミーノの背中に、冷たすぎる悪寒が走り抜ける。

「キ、キン肉マンルージュ様! 気をつけてなのですぅ!」

 ミーノがしゃべり終える前に、キン肉マンルージュは悪魔将軍プペに向かって、走り出していた。

「恐い……怖い……すっごく嫌な感じ……でも、だからこそ……だよ……」

 キン肉マンルージュは呟きながら、悪魔将軍プペに飛びつく。

「プペプペプペプペプペッ! わざわざジブンから、ちかづいてくるなんて、とんだおバカさんだねー。どーしよーもないバカー」

 突っ込んでくるキン肉マンルージュに向けて、悪魔将軍プペは握った手で、狙いを定める。

「ズドゴーン!」

 悪魔将軍プペは言い放つと、大量のダイヤモンドの銃弾を、一気に発射させた。
 まるで散弾銃のように発射されたダイヤモンドの銃弾が、キン肉マンルージュめがけて飛んでいく。

“ずがががががあああぁぁぁんッ!”

 ダイヤモンドの銃弾は、ひとつ残らず、全て、キン肉マンルージュの胸に被弾した。

「きゃあああああッ!」

 銃弾のあまりの激しい勢いに、キン肉マンルージュは吹き飛ばされてしまう。

“ずがしゃあ!”

 キン肉マンルージュの身体は、自陣のコーナーポストに激突してしまう。そして、ばたりと、キン肉マンルージュはキャンバス上に沈んだ。


(つづく)

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