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黒き艦娘、闇艦娘との闘いの火蓋が切って落とされる!
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「さーて、おニューなウデを、はやさないとねー」

 悪魔将軍プペは、腕の無くなった肩に、力を込める。

“ずるりゅりゅりゅううう”

 突然、肩から新しい腕が飛び出してきた。悪魔将軍プペは、両手を、ぐう、ぱあ、ぐう、ぱあ、と開いたり閉じたりしている。

「おまえ、コウド0、ヘビヘビじごくはクリアーしたからー。つぎはコウド10、ギラギラじごくだよー」

 そう言うと、悪魔将軍プペは人差し指を、キン肉マンルージュに突きつけた。
 そしてギラギラ地獄と言われたキン肉マンルージュは、警戒し、身構える。

「プペプペプペプペプペッ! ずきゅーん!」

 悪魔将軍プペがそう言い放った、その刹那。キン肉マンルージュは吹き飛ばされ、キャンバス上に倒される。
 キン肉マンルージュは、ぴくりとも動かない。

「プペプペプペプペプペッ! どう? ダイヤモンドマグナムのおアジはー?」

 悪魔将軍プペは、銃の形に握った手を口元に持っていき、銃口部分の人差し指の先端に、ふぅと息を吹きかける。

「こ、これは、一体どうしたのかあ?! 突然、倒れてしまったキン肉マンルージュ選手! まったく動きません!」

 アナウンサーの声に反発するように、ミーノは声を荒げる。

「突然倒れたわけではないのですぅ! キン肉マンルージュ様は、攻撃を受けてしまったのですぅ! 悪魔将軍プペが放ったダイヤモンドを! ですぅ」

 マリはミーノの補足説明をするように、静かに話し出した。

「以前、キン肉マンさんが戦った悪魔将軍は、ダイヤモンドの汗をかいていたわ……悪魔将軍プペも同じように、ダイヤモンドの汗をかいて、その汗を……キン肉マンルージュに飛ばした……物凄い勢いで……まるで、マグナムのような威力で……」

 マリとミーノは心配そうに、倒れているキン肉マンルージュを見つめている。

「おおおっとお! ダイヤモンドマグナムの正体、発覚です! ということは、キン肉マンルージュ選手……ダイヤモンドの弾丸で、撃たれてしまったということになります! こ、これは大変です! 一大事です!」

 会場中の人々が、キン肉マンルージュに注目する。誰もが心配して、キン肉マンルージュを見つめている。

「んもう、びっくりしたあ」

 会場中の視線を独り占めしていたキン肉マンルージュは、何事も無かったかのように、すくっと立ち上がった。

「いったーい、お尻打っちゃったよ」

 キン肉マンルージュはお尻を撫でながら、きょとんとしている。

「あれ? どうしたの? なんでみんな、わたしを見ているの?」

 呆然とするキン肉マンルージュを、ミーノは不思議そうに見つめる。

「無事なのですぅ! それどころか、無傷なのですぅ!」

 そしてミーノは、キャンバス上に転がっているものに目を止める。

「んん? あれは……ダイヤモンドですぅ?」

 キン肉マンルージュの足元に、小指ほどの大きさのダイヤモンドが落ちている。それは間違いなく、悪魔将軍プペが撃ち放ったダイヤモンドである。

「……キン肉マンルージュ様は、無事なのですぅ……ダイヤモンドの弾が、そこに落ちているのですぅ……ということは……」

 状況を分析するミーノは、はっとする。

「そうなのですぅ! わかったのですぅ! キン肉マンルージュ様は、マッスルジュエルに助けられたのですぅ!」

 状況が把握できないでいる観客達は、ミーノに注目する。

「悪魔将軍プペが放った弾丸は、キン肉マンルージュ様の胸にある、マッスルジュエルに着弾したのですぅ! そして弾丸はマッスルジュエルに弾かれて、床に落ちたのですぅ! マッスルジュエルが、キン肉マンルージュ様を守ったのですぅ!」

 さも当たり前のように語るミーノの説明を聞いて、観客達は疑問を抱く。

“おいおい、悪魔将軍プペが撃ち出したのは、ダイヤモンドの弾丸なんだろう? ダイヤモンドって、一番硬いものだろう?”

“ダイヤモンドなんかで撃たれたら、マッスルジュエルが砕けちゃうよ?”

 ミーノは自身ありげに、ふふんと笑んだ。

「ところが大丈夫なのですぅ! マッスルジュエルは硬度10のダイヤモンドよりも、遥か硬いのですぅ! マッスルジュエルの硬度は、現代の科学では測定不能なのですぅ。ですが、耐久テストによって、ダイヤモンドを凌ぐほどに硬い物質で出来ていることが、明らかにされているのですぅ!」

 会場中がどよめいている。現代科学では測定不能なほどの硬度を持つマッスルジュエルに、観客達は驚きを隠せない。

「キン肉マンルージュ様、マッスルジュエルに向かって“マッスルプロテクション”と唱えてくださいですぅ」

 キン肉マンルージュは大きく頷き、胸に飾られているマッスルジュエルに向かって、言い放つ。

「マッスルぅぅぅぅぅぅぅ」

 キン肉マンルージュは胸の前で腕をクロスさせて、身を縮める。

「プロテクショーーーーーン!」

 キン肉マンルージュはクロスさせていた腕を、一気に開く。薄い胸を思いきり張り、両腕を目いっぱいに開く。

“ぱあああぁぁぁッ”

 キン肉マンルージュの声に呼応するように、マッスルジュエルは光り輝く。そして、マッスルジュエルはピンク色の光に包まれる。
 マッスルジュエルは大きくなり、形を変えていく。

“ぱあぁん”

 マッスルジュエルを包んでいた光は、ぱぁっと弾けた。そして、キン肉マンルージュの胸には、赤色の強いピンク色に輝く、胸当てが着けられていた。

「マッスルジュエルは、武具、防具、その他の道具に、変化させることが可能なのですぅ」

 ミーノの言葉を聞いて、キン肉マンルージュは頬を膨らませる。


(つづく)

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